第31話「移譲」
上は普通の感想・下は萌え感想です。
今回は作画に不安定さがあるものの、お話は楽しめました。 月・ニア・捜査本部に視点を絞ったため月のおかれている状況が シンプルになったのが勝因だと思います。 物語的にはお休みのメロですが、空港での姿をかいま見せる事に よりすでに日本に来た事と伏線を貼っているのが上手いです。 しゃべらない分、ワイルドさと小道具のチョコを強調できていますね。 ところでマットはでないのでしょうか? 私は原作の初読ではミサを尾行するマットはほとんど印象になかったの ですが、キラ教徒に私刑になる場面ではキラ信者の異常性と粗暴性・ 日本がおかしくなっている状態が表現されており、 とても印象的だったので削るのも惜しいかと思います… アメリカで暴動が起こるより日本の民間人が銃乱射の方が 日本人の読者にはリアリティと恐怖感がありますからね。 今後メロが電話で呼び出す可能性もありますね……。 それだと死ぬためだけに出てくることになりますが… さて本筋のお話のほうはSPK襲撃に入ります 暴徒襲来やヘリコプターやドルばらまき、 警官隊脱出のアクションシーンは アニメの本領発揮のお家芸ですね! 短い時間でありながら迫力があり盛り上がりました。 月の高揚から失意にいたる心理描写もスムーズで解りやすいので この辺りは原作以上の面白さだと思います。 ニアは非常時にも落ち着いておりますが怒りは臨界点を突破した ようでこの回は慎重派とは思えないアグレッシブな行動力を見せます、 絵はロングの顔と体の大きさがあっていないように思えますが表情などは 原作に一番近い作画とも言えます。 ニアのアジテーションについに相沢と模木が月を見張る行動に出て 本部で月の味方は呑気な松田だけになってしまいました。 原作を読んでいた思いこみか月・ミサ・捜査本部はまだアメリカに いると思ってたのですが、 総一郎の死後、帰国していたようですね先週から本部やミサのいる部屋が 日本のものに変わっていました。 着々と追い詰められている月の取った行動… 一瞬、視聴者に月がミサに捜査本部を始末するよう連絡したかの ようにミスリードをさせる演出も上手いです。 相沢と模木がタッグを組んでミサと月の家を捜索に行く… ドアが開く一瞬はホラーものを連想させる不気味さがあり 先ほどのミスリード演出もあって緊張感と不安感が高められます… ところが現れたのは陽気なミサ、このハズシ方も上手く お話に引き込まれますね。 作画の乱れがあるもののミサの人形っぷりの描写が良いです、 デスノートの記憶を失った、ぶつぎれの記憶を疑問にも思わないミサは もはや生きた月のお人形です、原作ではミサのそういう不気味さは あえて排除されていたようなのでアニメで表現されているのは新鮮で 評価されるべきかと思います。 今回でアニメではミサの死が描かれるであろうことを確信しました。 L死亡の回のゴスロリ衣装と歌を再度使いそうですね、 カナリアのなきがらといった抽象的なもので表現するかもしれませんが。 デスノートを探す相沢、模木ですがノートはすでにある者に 渡っていました。 2部後半の立て役者・魅上照登場です! 魅上照の名前を聞き誰もが天照大神(アマテラスオオミカミ)を連想したと 思います、我が国の太陽神です。 月の神は月読(ツクヨミ)という天照大神の弟ですね。 月と対に存在でしかも月より位の高い神の名を持つ人間の登場です。 物語のキーマンになるのは間違いありません!………と思ったのは 私だけなのでしょうか? 実際、原作でキーマンだったと言えばキーマンだったんですがねえ…。 今では魅上といえばギャグ、ギャグと言えば魅上になっていますが アニメでは最初からギャグキャラですね。 ギャグ扱いは面白いのだけど小物っぽくなってしまうのが惜しいですね、 これを味方につけても月が勝てるわけないですよ(笑)。 「DEATH NOTE」ほどの有名作になると、視聴者の多くが原作既読 でしょうし、詳しく知らなくても月が負けるのは皆知っていそうなので ギャグの異能キャラにしていいんでしょうかね…。 とはいえ、オーバーアクションの削除を除けばモニター越しに対峙している かのように出目川一派を削除していく演出は迫力と緊張感があり 出目川の断末魔とさくらTVの「お待ちください」画面の挿入のタイミングなど 絶妙で冴え渡っています。 邪魔キャラで頑張ってくれていた出目川氏リタイヤです。 リュークがミサに「なぜ自分が利用されてるとは考えないのか?」と 疑問を持っておりましたが、私も出目川がなぜキラに関わると自分も殺されると あの瞬間まで考えなかったのか不思議です。 絶大な力を持つ者に選ばれるという事は魅惑的で脳内麻薬を放出させ ネガティブな思考をしなくなるのでしょうかね? もう少しニアに出てきてもらいたかったのですが、今回の演出やテンポは とても私好みだったので楽しかったです。 来週はある意味月が一番輝いている回なので期待しています。 ではまた来週。 ----------------------------------------------------- 追記 それにしても月の男尊女卑発言は腹が立ちますね! まあ月は自尊他卑なのですが、 男性に対しては「こいつ」など個別に対応するのに 女性には「ただの女」と女カテゴリーにくくります。 月の嫌らしさを表現するためなのでしょうが……。 「DEATH NOTE」の女性キャラは月にいいように操られる人がほとんど なので女性の私としては悔しい気もしますね。 だからと言って 黒人を出さないのは人種差別などとされるハリウッド映画のように 賢い女性を出さないデスノは女性差別などという気は毛頭ございません。 上に書いた天照大神はご存じのように女性神です、 最高神に女神をおく宗教や神話は世界的に稀だそうで、 日本は男社会なのですがフェミニズムの素質は持っているはずなのです。 家庭で主婦が財布を握っていたり、日本武尊以来、牛若丸などもそうですが 「女と見まごう」事が男性においても美の基準とされているのが その名残なのかもしれません。 金(実権)を握る、男性のシンボルである逞しさを肯定されない事は 日常的、精神的に去勢されているようなものですから、 日本の男性は女の手を離れ男だけでつるみたがり カップル文化が育たないのかなあと考えたりもします。 なにが言いたいかというと男の楽しみとされる少年誌のカテゴリーの中で 女は彩り扱いされたとしても作者が女性蔑視であるなどと思わないし 言うのは野暮とわかった上で月を怒っているのです。 話ずれすぎましたか? |
萌え的・31話 「移譲」
月のセリフ「しかし…ひどい…」…絵がな……。
うーんあまりアニメの絵とか気にしない心の広い私ですが、
今回はちょっとなー相沢さんの娘は萌えキャラなんでしょう?
全然萌えキャラに見えんお!顔と体のでかさがあってないお!
月のアップでいいのがあった位で後はもう…ニアの絵はまあ許容範囲かな…
ギリギリで…。
せっかくの照たん初登場の回なのにな、美形がくずれていくのがいいのに
最初から崩れてたらだめだお!伊出たんなんて誰だよこれもう…
と、萌え要素が無いので萌え用語で補充してみました。
あ、あったメロたんがなんと、しょっぱなから出てきましたね!
顔描いてないから美形ですよメロたん!
スカーフェイスでサングラスのいかにも
アレな格好の外人が入国審査をあっさり通るなんて、
やはりキラ社会はゆがんでますね!
いえ、きっとロッドがメロたんに作ってあげた偽造パスポートが完璧
だったんですね、ありがとうロッド…ロッド、お星さまになっても
メロたんを見守ってくれるんですね…
メロたんはニアしか見てませんがね…ニアのいるSPKの話題には
街頭TVの情報も聞き逃さないメロたんでした…
ところで?相棒は?やっぱり???削……。
と、まあ散々文句を言っているように見えますが、お話はサイコーに
面白かったですよ!模木たんより相沢たんが活躍してるのが
ちょっと気に入りませんが、上手くまとめてつなげたなあと…。
照たんの(もう たん はいいんだよ!と思ってる方すいません)
過去は来週でしょうか、やってね!