「DEATH NOTE」 特別読み切りレビュー&チャットログ
雑多な感想・フリートーク集です
いやー中のカラーまでニアとは……なにこの超美人…… ニアって美形キャラポジションなんだと今更ながらうれしい痛感… SQポスターはコワカッコイイでしたが本編はキレイカコイイでしたね いやもうひたすら美麗です。 しかし肩幅とか見ると本当に大きくなったのを実感しますねー。 そのせいか襟ぐりや肩はシャツもピッタリしてますね、 うん、パジャマというよりシャツに見えます! リドナーがキラ事件が解決し険がとれたのか可愛く若返っているので なんかこう「お似合い?」みたいな……? 思った以上のニア祭りにオールスター出演でしたね! まさか私もレスターがあんなに活躍して しかもよい事を言ってしめる役をもらうとは思っていませんでした。 私がレスニアをコツコツ書いて電波で発信していたからでしょうか?(違う) でもなんだか某Nさんとかに悪いのう〜とか思っていたら あーいたよいたよ!相変わらず一番下っぱポジションに! この3人前の仕事やめてチーム組んでるの? いや、でも大サービスうれしいですね。 お話的には第4の死神がまたノート落とすとかはチープすぎるから さすがにやらないだろうと 個人的に思っていたのですが…やってしまいましたね〜 最初う〜んと思っていたのですが、外伝中の「事件」はまあショぼいもの になるだろう…で、ないと話が終わらないし…と思っていたので こんなもんかなと思っていたのですが、読み返すと 少年誌らしいメッセージ性もありますし、 いいかなという気になってきますね^^。 デスノらしいトリックはないですが外伝としては面白く気がきいていたと思います ニアの推理ものではなくニアを通じて「DEATH NOTE」全12巻の Lとはなにか?キラとはなにか?の作者のメッセージを伝えつつ 「前L」に囚われる事はないと若者(ニア)の成長を描いているお話 なんですね。 口は剣より強しのニアは強すぎますねーなんだかこんな内面も格好良く 描いていただいていいんでしょうか? 普段、ツメに火を灯し暖を取る生活に慣れっこになっていたので いきなり床暖房を与えられてとまどってる感じです。 連載中からニアはつぐみんの代弁者的存在だとは感じていましたが 本編はキラVS反キラという2極の者達の言い分のバランスを とっていたのに、今回はストレートにニアが主役でニアの思想が 作者の言いたいことですね、直球です!すごいです! つぐみんとおばたん先生にコメやみそを付け届けに送りたい位 うれしいです、ありがとうございました。! ワイミ関係ではメロどころかマットも出てきていや、サービスサービスー! リンダいないかな?と探した人は私以外にいませんか? ロングヘアの女の子が髪をおろしたリンダと思っておきます^^。 L写真集の漫画を読んだ時はワイミーズハウスはサイバーな内装なのかな? と思ったりもしましたが、元々のイメージ通りの古めかしい施設で満足… Lとニアメロ達の関係も 「直接の接触はあまりなさそう…」 という私のイメージ通りではありました。 しかし、子Lに較べると子ニアはやはりまともに見えますね…(笑)。 メロも結構、斜に構えた子だったんだな〜とキャラたちの色々な面が 今更見られるのはやっぱりうれしいなー。 山本君はまともな若者の代表なのでしょうか? 原作のヒトコマ出演からは考えられない大幅な出番UPです。 松田がアホキャラに描かれすぎてちょっと気の毒な気がしました。 あの人は熱烈な総一郎シンパなので私個人的には重要なキャラ なのですよ。 しかし、与えられた役柄をこなしているといえば立派ですかね。 レスターとニアのコント的会話とかありえなさすぎる大盤振る舞いの タロットタワーとか本編から通じる遊び心も健在でうれしい所でした。 そしてラストページは月とリューク…やっぱりこの2人がデスノ世界の 象徴ですし、これで締めてくれて良かったです。 コミカルにしてますが、リュークがまた2冊目のノートを持ってますね、 さらなるノート事件の予感をはらませ終わり…。 (もう、この手法で番外編は描かないと思いますけどね^^) ふって湧いたようなニア読み切りありがとうございます。 やはりこのお話は最終回と同じく生きててなんぼだよという メッセージだと思います。 それを受け止めニアファンとして生きていこうと思います! |
まだ感想続き書いちゃうよ……
もう何度も読み返して1コマ1コマのニアたんをガン見して
これは美しい、これはかっこいい、これは可愛いと
うっとり眺めておりました。
読み切りの情報を知ってから10日間夢のような日々でしたが、
ドキドキでジャンプを買って帰り、表紙にはLのカット
だけだったのでニ…ニアは…と目次を開くとニアの
カットが出てきて…ああ!ニア出るんだ!!と
デスノのPを開くと破壊力満点のニアカラー!!!!
わわわわわ!!!!!
心底感動しました。
でもね実は中身を読んでる時はあんまり現実感がなかった
んですよ、だって…あんまりにも私の望んでいた展開と
いいますか、私が思っていたニアのその後だったからです。
ちょっと背が伸びて(ちょっと所ではないか?)
SPKは困った時に来てくれてるに違いない。
それがそのまんま描かれているので
夢でもみてんじゃね?と思いました(笑)。
ここ数日、色々とりとめのない記事を書いてきましたが
自分でも不思議なほどカップリングに対する期待って
書いてなくて
「ああ、私は本当にニア単体が好きな人なんだな。」と
感じてしまいました。
そういえば私は原作を読んでいた時はカップリングには
興味がなかったんですよね。
原作を読む一番の行動原理は
「総一郎はどうなるか!?」でした。総一郎亡き後は
「月は非道いけどキャラとしては好き、主人公なのにここまで
やってしまってどういう結末を向かえるんだろう?」でした。
それが12巻でここまでするかの衝撃と圧巻の作者の
メッセージを叩きつけられ、
それまで良く解らなかったニアの心情も明らかにされ、
「ニアはいい人だな、(それに可愛い)Lを継いで頑張ってるな。」
それが最終巻を読んだニアの感想です。
リアルのデスノ読者の友達もほぼ同じようなものだったので
みんなそんなものだろうと思っていました。
そして時は過ぎ、映画後編や13巻を楽しんだ私はまだまだ
さめやらぬ余韻で、もうネタバレを怖れることはないからと
ネットの散策に出かけたのです。
そこで見たものは……。
一番驚いたのは
キラ思想賛同者がぶつける原作への不満の声でした
正直に言っていいですか?
「なに、このゆとり脳?」
でした。
しかし、どうやら成人を越えている人たちが
キラを讃えているんですよ?
確かに劇中の民衆であったら、そう思う人が出てくるのも当然ですが
私たち読者は月の矛盾や悪辣さを散々読んできたのに……
なんで賛美なんかできるのでしょうね?
まあ、意見は人それぞれなんですが、
私が嫌だったのはそういった人たちが、
「原作者は編集部の意向に折れて月が惨めに負けるラストにした。
本当は違うラストにしたかった。」
とまことしやかに語っている事でした。
嫌々書いてあんな衝撃を人に与えられるかーーー!!!と
腹をたてたものです。
原作者の意向がまったく伝わっていない!私にはわかってるのに!
とは最初は強気に思うものの…本当のつぐみの真意なんてわからないし
私がそう思ってるだけなのかなあ…と段々弱気になっていくもの
なんですよね。
ニアと捜査本部だけ生き残ったのは不公平だから
みんな死んでたら納得いった、などの意見もあり
「命は大事」がテーマなんだよね!
全員死なない事に意味がある漫画なのに……違うのか??
ニアは冷淡でメロの事は手駒くらいに思っていないとか
ニアの寿命の数字は短いから早死にするとかの意見も嫌でしたね、
そういった意見を自分の中で処理し自分のデスノ観を形にしようと
レビューサイトを思い立ったのですが、
ひょんな事からデスノSSを書く事になりました。
2次創作のほうが同好の士も見つけやすいですし、こっちの方法で
良かったなと思っております。
で、それまで思っていなかったカップリングもののお話を書くように
なったのは恋愛でニアにいい目を見せてあげたかったんでしょうね、
私は確かに最終回を読んでニアは幸せだと思ったのに…
時間がたつうちに自分の感覚に自信がなくなり幸せを
つぎ足さなければならなくなったのでしょうか?
先がないと人間は不安になるんですね、でもしょうがない
「DEATH NOTE」はもう終わっちゃったんだし……
と思っていた所にまさかまさかまさか今になってのニア読み切り!!
原作者ってすごいですね…
デスノワールドでは間違いなくつぐみ氏が神です。
彼が書いてしまえばもうそれが公式の決定事項です。
「Lの指人形は捨てた」という13巻の(ライターさんの?)記述
小畑先生の「ニアはLがあまり好きじゃない。」も一瞬のうちに
吹き飛んでしまいました。
(小畑先生の発言は同族嫌悪や憧れの屈折したものとかで
あまり悪いものには捕らえていませんが。)
一番寿命の数字の短かった伊出さんも生きてるし!
やっぱり関係ない!
それにそれにやっぱりニアはいい人だよ!ニアの意見が一番
好きな意見として作者が書いてるのがストレートに伝わってくる!
ニアは私が心配することなんてなかった!
私は間違っていなかった…そして勝った!
読み切りを読んで半日…そんな幸福感に包まれています。
欲をいえば推理戦で勝つニアもみたかったんですけどね、
読み切り枠ではしょうがないです。
その分、人としてのニアの葛藤もかいま見れましたし、
レスターの人となりまで描いてくれてうれしかったです。
連載中のレスターは会話形式でお話を進めるのに便利だから配置
されたキャラでしょう、
マットもそうですが、レスターはマットほど人気ないですし(笑)。
見せ場も少なかったので、読み切りで彼が年長者として包容力を
見せてくれたのが若者に向けての物語に説得力を出してくれています。
「DEATH NOTE」はカルト人気のある作品で正直、
そっち方面にシフトしたほうが、さらに人気も評価も出たかも知れません。
ですが頑なに少年漫画にこだわり、プロフェッショナルな大人たちが
子供に向けて渾身の力で描いたお話でした。
そこが一番好きです!
それは変わっていなかった、
そこが一番評価されるべきと思っております。
大場先生・小畑先生 お疲れさまです、ありがとうございました。
さて、この読み切りは読み返せば読み返すほど
つぐみんのデスノ集大成におもえますね、
連載終了とともに読者とメディアに解釈をゆだねたわけですが
メディアMIXの終盤に13巻で提示したものに+して
自分なりのデスノート解釈をまとめてみた感じがします。
このお話でつぐみ氏が言いたい事を箇条書きすると
・Lは嘘つきで、でもそこが魅力なんですよ。
・月は悪人ですが手強い大物だったからのは確かだったのですよ。
・ニアはちょっと変わってますがいい人なんですよ。
・LはL、ニアはニアなんですよ。
・他力本願ってどうかと思いますよ。
こんな所だと思います。
亡くなったもの達を作者として見送り、生きている者達の
成長と自立を描いている……。
ドライな作風を大事にしていた作者には気恥ずかしい位、
内面を吐露して応援をしていたファンに
感謝の意を表しているのではないでしょうか?
これが最後だからかな……と感じてしまいますね…。
それにしても特別編を読むとますますニアのノート使用説が
薄らいできますね。
もう作者の頭からはすっとんでいるんじゃないでしょうか?
12巻を普通に読めばニアの表に見える言動から使っているのは
不自然なのですが、ストーリー的には使ってないと荒が目立ち
すぎるのとあくまでの「DEATH NOTE」の神秘性や謎を
はらんだラストにするために最終回の松田説を持ってきた
のでしょうが、当の松田自身が忘れてるような…?
しかし、ニアがノートを使ってないとすると
本物か確かめなかった魅上の痛恨のミス、
指示を出さなかった月のうかつさが際だち、
あの用心深い2人がなぜ?という疑問が出てきますが
今回のCキラを見るに、
これがDEATH NOTEを使った
ものに訪れる不幸なのでは?と考えられます。
Cキラは信者から崇拝されるキラに憧れていたのでしょう、
キラになりたかった、それにはLが自分を認め宣戦布告を
してくる必要があり、電波ジャックの時はついにその時が来た
と興奮していたのではないでしょうか?
そこへ、ニアのキラと認めない発言と侮蔑の言葉……
正義をきどってきたのに単なる人殺しの模倣犯という
自分の現実を叩きつけられてしまうのです。
月は魅上は目前の勝利を前にCキラは憧れのキラになる寸前に
自滅してしまう。
高揚感の絶頂の時に究極の絶望を見せられるという……
こんなに恐ろしい不幸はないかもしれませんね。
108の煩悩の数で終わった「DEATH NOTE」ですから仏教的な
罰や因果応報という概念にもしっくりしますね。
「DEATH NOTE」に関してはこれで本当に完結でいいという気が
するのですが、もちろんファンとしてもっと見たいという思いもあり
複雑です。
でも商業的なうま味から「描かされる」状態になり
作者のお二人のボルテージが下がったりデスノが
嫌になったりしないといいなあという事だけは
天の星に祈っておきましょうか。