LOVERS



「俺以外とセックスしたら殺すぞ。」
と、彼が言う。
私とつながりながら。

彼は彼の中の私の存在が時折重くなるらしい。

私に負けた気がして悔しくなるのだろう、
時に乱暴な言葉と態度を投げつける。

私に負けているなどありえないのに…
なぜなら私のほうがずっと彼を好きだからだ。

彼の体の下で汗ばむ私は、振動に声を震わせながら答える。

「では、あなたは生きてる限り私を殺せませんね。」

彼のいる世界で私が彼以外を愛することなどないからだ。

私の言葉を聞くと彼は上下の律動を激しくした。
金色の髪が私の顔を撫で目を開けていられない。
裏と表から快楽の波と甘い痛みが襲う。

「それは俺が死んだら、他のヤツと寝るってことか?」

「そうです。」
私は彼の首に手を回し顔を引き寄せくちびるを奪う。
口をふさぎながらも彼は私の体をむさぼりつづけるので、
喘ぎがとまらず、彼の舌を噛んでしまった。

「痛ッツ」
彼はくちびるを離した。
唾液と血が混じった赤い糸が二人を結ぶ…。


「嫌なら、私より先に死なないでくださいねメロ。」



END




ブラウザを閉じてブログに戻ってください。